オルセー美術館の時計台

年齢を重ねるごとに旅の目的や楽しみ方が変わっていく。

高校生や大学生のころ、パリに行く一番の目的はショッピングだった。

日本よりも安く買えるブランド物やパリでしか買えないものなど、好みのものを見つけては喜んで買っていた。

けれど最近、以前は全く興味のなかった美術館や季節ごとに変わる綺麗なお花などにとても惹かれるようになった。

一番好きな美術館は相変わらず Musée de la Vie Romantique だけれど

有名な美術館の中で特に好きなのはオルセー美術館。

駅舎として使われていた建物が美術館になっており

中でもこの時計台のシルエットが格好良くて好き。

逆光で人々と時計の影が絵のように見えるこの風景はまるでひとむかし前にタイムスリップしたかのよう。

ルーヴルと違い展示物の写真撮影は禁止されている。

自分の目で見てその時の気分でお気に入りの作品を見つけるのも美術館の楽しみ方。

この時の私の一番はゴッホの星月夜 -La nuit étoilée-。

 

オルセー美術館の屋上にはテラスがありセーヌ川越しのルーヴル美術館を眺めることもできる。

レストランもある。

こんなところでウエディングレセプションができたら素敵。

1900年に駅舎として建てられてから100年以上もこの美しい街をみながら時を刻んできた時計。

曇り空もパリらしいけれど、ここから覗く青空はより一層綺麗に見えた。

私よりもアートに興味がある彼もとても気に入っていた。

日本でオルセー展が開かれることもあるけれど、建物そのものが美術品かのように美しいオルセー美術館。

その美しさを全身で感じるために、またパリに足を運びたい。

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Musée d’Orsay

1, rue de la Légion d’Honneur, 75007 Paris
最寄り駅:Solférino M12 / Musée d’Orsay RER C
営業時間: 火-水、金-日:9:30-18:00 木:9:30-21:15 休:月

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