先週末、絶景ブームの火付け役の詩歩ちゃんプロデュースの「来て!見て!絶景!いばらきモニターツアー」に参加した。
魅力的な県ランキング最下位の常連の茨城。
確かに私も3年前の春にネモフィラを見に国営ひたち海浜公園に訪れた以外、茨城に行こうと思った事がなかった。
けれど、今回の旅で茨城の素敵な所をたくさん感じたのでこの二日間を振り返りたいと思う。
まず訪れたのは国営ひたち海浜公園。
ネモフィラの絶景が有名になったけれど、あの見晴らしの丘に秋はコキアが咲き誇る。
このコキア、紅葉すると真っ赤になり可愛らしいモフモフで丘が埋め尽くされる。
今年はスケジュール的に難しそうだけれど、真っ赤なコキアと青空の絶景を見に是非行きたい素敵な所。
コスモスも少しずつ咲き始めていた。
この日の朝は気温が上がらず、ニットを着る程冷たい風が吹いていた。
足下にはどんぐり。大好きな秋がすくそこまで来ている気がした。
銀杏も落ちていた。数週間でおそらく紅葉のピークがやってくる。
公園を後にして、私達は日立駅に向かった。
茨城県の県北エリアでつい先日から開催されている
KENPOKU ART 2016-茨城県北芸術祭-のアートを見る事も今回のツアーの目的の一つだった。
駅そのものがアートになっていて、まるで虹の中に入り込んだような美しさにひきこまれた。
ランチにはうのしまヴィラ 海音へ。
海を見渡す一軒家カフェで、お洒落な温かみのある内装。
頂いたカレーは色とりどりの野菜や、自家製の酵素たっぷりのドレッシングやスムージーなど
美味しいだけではなく女性が嬉しい要素が詰まったものだった。
カレーでお腹が満たされていたにもかかわらず感動する程美味しかったほうじ茶プリンとシフォンケーキ。
平日に会社を休んで訪れたいようなリラックスできるカフェだった。
続いて訪れたのは五浦六角堂。
知らなかったのだけれど、関東の松島と呼ばれる景勝地とのこと。
こんな歴史ある所でもKENPOKU ARTを見る事が出来る。
ここから15分程坂道を上り下りし五浦岬公園に行くと、このような絶景が待っていた。
そしてこの日の最後に訪れたKENPOKU ARTの中でも人気のある高戸海岸の「落ちてきた空」
曇り空のもとでもとても美しかったけれど、天気の良い日なら空に挟まれるような感覚になれるかもしれない。
1日目の観光を終え、袋田温泉 思い出浪漫館に宿泊。
おいしい食事と温泉を満喫し、川の流れる音をBGMにいつの間にか眠っていた。
2日目は宿からすぐの袋田の滝へ。
日本三名瀑の一つのこの滝は迫力がありながらもマイナスイオンも感じられるまさに絶景だった。
展望台があり、さまざまな角度から滝を見る事ができるのも面白い。
滝への入り口には昔ながらの街並があり、なんだかとても懐かしい気持ちになった。
実は茨城はりんごの生産地としてとても有名らしく、テレビでも紹介されていたこのアップルパイは本当に絶品。
青空が出てきた所で竜神大吊橋へと移動。
なんと高さ100mのこの吊り橋からバンジージャンプができるということで5名の参加者がここからジャンプ。
スカイダイビングはハワイでしたことがあるけれど、
自分の足で踏み出さなくてはならないバンジーは私には絶対に出来なさそうだ。
今回の旅のプロデューサーの詩歩ちゃん。
去年の暮れに知り合い、ハリネズミが好きというひょんな理由から仲良くなったのだけれど
この二日間、バスで移動中にしてくれたお話がとても興味深く面白い内容だったり、
周りに細やかな気配りをしたり、その場をテキパキと仕切ったりしている詩歩ちゃんを見て
死ぬまでに見たい絶景本やメディアが多くの人に支持される理由は彼女自身が魅力的だからだと改めて感じた。
お昼はタイムスリップしたかのような趣のあるやきや・しんたくで囲炉裏焼き。
囲炉裏を囲んでおしゃべりをしつつ焼きながら食べるご飯はとても美味しかった。
こんなレトロなテレビ、映画の中でしか見た事がない。
最後のKENPOKU ARTを見に訪れたのは旧美和中学校。
教室ごとにさまざまなアートがあり、想像以上にとてもワクワクした所。
お子さんが楽しめそうなアニメーションのアートもあれば
望遠鏡のような覗き込んだ人にしか見えないアートも。
大自然の中の青空教室のアートにはちょっとした仕掛けがあったり
アートとして展示されているわけではないけれど、懐かしくてつい見入ってしまったこんなものも。
アートを楽しんだ後は3月にオープンした新しい道の駅、常陸大宮で絶品アイスを満喫。
旅のしめくくりは涸沼からのサンセット。
釣りをしたりサンセットの撮影をする地元の方々とお話をして、あたたかい旅の終わりの時間を迎えた。
関東からもそう遠くないけれど大自然にあふれていて、移動中に車窓から見る景色だけでも壮大でとても癒された。
東京で暮らしていると忘れがちな日本の四季の美しさを感じさせてくれる茨城。
また違う季節に訪れるのが楽しみだ。