パリに何度も訪れているリピーターの方ならきっとパリからの日帰り旅行やショートトリップをすることも多いと思う。
アルザス地方のコルマールやリクヴィルに日帰りで行った事もあったけれどなかなか忙しい一日となった。
時間に追われる事なくパリ郊外を楽しみたいときにおすすめなのが – サン・ジェルマン・アン・レー Saint-Germain-en-Laye –
パリから直通電車で20分程の場所にある穏やかな雰囲気の高級住宅街。
RER A線の終点でおり駅をでてすぐに目の前にはサ・ジェルマン・アン・レー城。
ルイ14世もヴェルサイユ宮殿建築中に半年ほど暮らしたというこの城は今は国立考古学博物館になっている。
お城の隣には広大なお庭が広がっていて、この街に暮らす人々の日常を見る事ができた。
冬らしい曇り空のしたでも元気よくはしゃぐ子供たち。
駅から10分ほど歩くと街の中心のマルシェヌフ広場 -Place du Marche Neuf- が広がっている。
人が少ないからか、街の雰囲気からか
のんびりとした時間が流れるこの街はパリよりも暮らしやすいのだろうなと肌で感じた。
建物の壁やドアの色使いも素敵。
他の街で見た事がないなと思ったのはこの透明な看板。
道の名前が書いてあるだけなのに、なんだかお洒落に見えてしまった。
後から知って後悔したのだけれど、サン・ジェルマン・アン・レーには
日本でも人気のパスガル・ルガックというショコラトリーの本店がある。
次に訪れた時は絶対に食べようと決めている、評判の良いショコラトリー。
日本人も多く住んでいるというサンジェルマンアンレーはとても治安が良いと言われている。
カラフルな洋服を来た子供達も年配のご夫婦も、この素敵な街並に溶け込んでいた。
パリに帰る頃にはいつのまにか青空が広がっていた。
こんな広々とした穏やかな街ではやっぱり青空が気持ち良い。
次はピクニックシートとともに温かい時期に訪れようと心に決め、この居心地の良い街を後にした。
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Saint-Germain-en-Laye
パリからの行き方
RER A線の各駅から20分程度 / 終点の Saint-Germain-en-Laye 駅下車