北マレにはカフェがたくさん。
今回訪れたCafé Pinsonがあるのは、毎回のように通うショコラトリー Jacques Genin と
見た目も味も完璧のパティスリー Bontemps の間あたり。
1月2日の夕方、街にはあまり人がいなかったにも関わらず、扉をあけるとそこにはたくさんのお客さん。
タイミングよく空いた席にコートを置き、レジへ。
ちなみにパリではたとえカフェの中でも、貴重品やカバンを席に置いて離れてはいけない。
レジにいた店員の方は英語が苦手のようで、英語とフランス語を交えた言葉で何とかラテとマドレーヌをオーダー。
隣に座っていた赤ちゃん連れのファミリーの会話に耳を傾けながら、
たまに理解できるフランス語が耳に入ると嬉しくなっていた。
Café Pinsonはパリ市内に2店舗あり、マレにあるこの店舗では
観光客らしい人よりもパリで暮らす人々が多いように思えた。
マレと言ってもショッピングで賑わう道沿いではなく
1本横に入った道にあるので、通りすがりの客はいないのだろう。
隣のテーブルとの距離が近いので、のんびりリラックスするという雰囲気ではないかもしれない。
けれど、おしゃべりを楽しんでいる人々のにぎやかさが、一人旅で感じる”小さな寂しさ”をかき消してくれた。
事前にレジで注文をし、お会計は帰り際。
日本のように、そこら中にあるコンビニエンスストアでトイレを借りるという事ができないパリでは
念のためカフェに入る度に、お手洗いに行っておくのがおすすめ。
お手洗いまでこんな風に空間づくりをしているカフェだってあるから面白い。
外観も内装もナチュラルな雰囲気のCafé Pinson。
パリで暮らす人々の、飾らない日常を見ることができたような気がした。
*掲載 旅MUSE COLLECTION
・Countdown in Paris - パリ シャンゼリゼで凱旋門の花火とカウントダウン –
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*Marais店
6 Rue du Forez, 75003 Paris
Tel.:+33 9 83 82 53 53
最寄り駅: Filles du Calvaire M8
営業時間: 月-金 9:00 – 22:00 土 10:00 – 22:00 日 12:00 – 18:00