**ウォルトディズニーワールドで過ごした5泊7日の旅行記はこちら
Walt Disney World “WDW” での出来事は、旅MUSEのコレクションに全て書いた。
けれど、その中で書ききれなかった程大きな感動がある。
Disney’s Animal Kingdomに2017年5月末に新たにOPENしたエリア “Pandora – The World of Avatar”
空中に浮かぶ岩を遠くから見た瞬間、他のエリアとは全く違うという事をすぐに感じたこの場所と
そこにある大人気アトラクションの二つについて紹介したい。
WDWに行った事のある人に聞くと、決まって皆
“Avatar Flight of Passage” というアトラクションは外せないとのこと。
出発の20日ほど前に全ての予約が完了し、ファストパスを取ろうとしたがその時点では空きがなかった。
けれど何度もチェックを繰り返し、出発1週間前に無事にファストパスを予約する事ができたのだ。
予約時間より早めに パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバターのエリアへ。
見た事のない、だけどとても美しい植物があちこちに。
なんだか奇妙な形をしているのだけれど、魅力的でつい目で追ってしまうような植物たち。
まさに映画『アバター』の中で見た、ナヴィ族が暮らす美しい「パンドラ」の世界が広がっていた。
つい身を乗り出して触りたくなるような植物たち。
映画の中で、主人公ジェイクが植物に触れてしまうシーンを思い出した。
現実的な視点で見ると、これらの植物はリアルではないはずなのに
リアルな植物と混じり合っていても違和感がない。
これが、ディズニーのすごい所。
大きな岩の山からは滝が流れていた。
近づくと水しぶきが少しかかり、フロリダの強い日差しに照らされ続けた私たちを癒してくれた。
パンドラエリアの散策だけですでに感動している中、
ついにアトラクション “アバター・フライト・オブ・パッセージ” の予約時間に。
ちなみにこの時のスタンバイの待ち時間は95分と、通常よりも短め。
WDWの全アトラクションで最も待ち時間が長いアトラクションで、180分待ちの事も珍しくないのだ。
アバターの中でナヴィ族が乗る鳥のような空飛ぶ動物 “バンシー”に乗り、
パンドラの世界を飛び回るアトラクション。
ゴーグルをかけて、バイク型の乗り物に一人ずつまたがって乗車する。
青空に映える岩の山を見ながら、アトラクション内に進み、いざ乗車。
乗車中から乗車後しばらくたっても、感動と興奮がおさまる事はなかった。
最新技術を用いた4Dのこのアトラクション。
ナヴィ族と自然が共存する美しい世界”パンドラ”を、本当に飛び回っている感覚に陥らせてくれる。
乗車中、誰に話しかけるでもなく自然と感情が言葉となって溢れ出た。
「えっすごい..!!!」
「ぶつかる!」
「綺麗..」
今まで世界中のディズニーを訪れたけれど、”感動したアトラクション”は初めてだった。
ただ映像を見るだけでなく、風を切る感覚や肌で感じるスピード感、香り、
目の前を駆け抜ける動物たちのをリアルに感じる事ができ、
このままずっとこの世界を飛んでいたいとさえ思うほど。
涙する人がいるというのも容易に理解できる。
ファストパスが取れなくても、間違いなく長時間待つ価値のあるアトラクション。
陽が落ちてからの パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター エリアは、また違った美しさがあると聞いていた。
夜のショーを見たあと、閉園間際に訪れてみると…
昼間とはまた違った雰囲気の、とても幻想的な世界が広がっていた。
嬉しい事に、もう一つのアトラクション “Na’vi River Journey” の待ち時間が5分になっているのを発見。
“アバター・フライト・オブ・パッセージ” と同じ位待ち時間の長いアトラクションなので
今回は難しいかと諦めていた私たちは、急ぎ足で列に並んだ。
こちらは “イッツ・ア・スモールワールド” のような水に浮かぶボート型の乗り物に乗り
パンドラの世界をのんびりと眺めるアトラクションで、身長制限もなく小さな子供から楽しめる。
最後に流れるナヴィ族の歌声はとても美しく、いつまでも聞いていたい音色だった。
閉園間際の嬉しいサプライズに喜び、満足感と達成感に包まれながらアニマルキングダムをあとにした。
ネットの情報などを見て、訪れる前からとても期待していたアバターの世界。
そんな高い期待を更に超え、「この感動をみんなにも伝えたい..!より多くの人に経験してほしい!!」と、
自分たちでも驚くほどの感動を与えてくれた。
特に”Avatar Flight of Passage” の感動は忘れられない。
「あのアトラクションにもう一度乗るために、また絶対WDWに行こう。」なんて話しているほど。
フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド、
ディズニー・アニマルキングダムにしかないエリア “Pandora – The World of Avatar”
そこにはアバターファンにも、そうでない人にもぜひ経験してもらいたい世界が広がっていた。
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