この時期に思い出すのは数年前のGWに一人でPARIS-パリ-を訪れたこと。
パリは女性の一人旅にとてもいい街だと思う。もちろんスリやパリジャンへのケアは注意深くすべきだけれど。
GWのパリということでひとつ不安だったのが5月1日の “メーデー” について。
祝日のパリ、特にメーデーの5月1日はOPENするお店や美術館が少ないという。
どう過ごせば良いか迷った私は、パリに住んでいる友人とこの日も営業しているオペラのスターバックスで待ち合わせをした。
この日のパリは色々な所でデモが行われており、普段見ることのできないパリを見る事ができた。
デモの内容はわからなかったけれど暴動などは全くなく、当時はなんの危険を感じる事もなかった。
フランスでは5月1日はメーデーとは別に、”すずらんの日-Jour de muguet-” でもある。
家族や恋人、お世話になっている方に幸運が訪れることを願ってすずらんをプレゼントする日。
この日だけは誰でもどこでもスズランの販売をしていいということもあり、街のあちこちにすずらんが。
この日をきっかけにすずらんは私の大好きな花の一つになった。
すずらんを使いたいから5月のウエディングにしたし、主人に作ってもらったロゴもすずらんのモチーフに。
“花” の魅力はただ美しく素敵な香りがするだけではなく、贈る側も贈られる側も幸せな気持ちになる事だと思う。
5月1日のパリはすずらんと笑顔であふれていて心があたたかくなった。
子供たちの学校ももちろんお休み。公園では多くの家族が楽しそうにあそんでいた。
お金を使わずに楽しい時間を過ごすことが得意なパリの人々は太陽の光をあびながらワインとチーズを広げたり
お昼寝をしたり読書をしたりと、自分たちの時間を存分に楽しんでいるように見えた。
日曜日も開いているお店がおおいマレ地区はメーデーでも開いているお店がおおく、ヴォージュ広場もこの賑わい。
ヴォージュ広場にある小さな帽子屋さんでお気に入りのカンカン帽を見つけたのもこの5月1日だった。
多くの美術館もcloseするメーデー。
営業するエッフェル塔やノートルダム、モンマルトルやマレなどはいつもに増して混雑する。
私のおすすめの過ごし方はすずらんを大切な人に贈り、お気に入りのお店でパンやケーキ、ワインを調達。
リュクサンブール公園やチュイルリー公園でピクニックをしながらのんびりと、 “Paris Holiday” を感じる一日。
祝日のパリも、悪くない。