昔から憧れている場所があった。
ギリシャのエーゲ海に浮かぶサントリーニ島。
行きたいと思いすぎて、普段のヨーロッパ旅行では足をのばせずにいたけれど
パリで挙式をした後、ハネムーンに訪れることができた。
9月の終わり、ハイシーズンが終わって少し落ち着いてきたころだった。
サントリーニ島は大きな島ではないけれど、いくつかの街がある。
ハネムーンにおすすめなのはリゾートホテルが多く、夕日が最もきれいに見える街イア-Oia-。
まるで映画の中の世界にいるようにも思えた、ただ眺めるだけで美しい街並み。
サントリーニ島にはネコがたくさんいた。
モロッコのシャウエンを旅した時を思い出す。ネコも美しい街が好きなのかもしれない。
9月は紫外線も強く、お花もきれいに咲いていた。
崖にたつ街なので、歩くだけでも見える景色がかわるのも素敵だった。
海から街へ上がるのはロバタクシーという方法もあるという。
イアの街のホテルは18歳未満は宿泊できないホテルも多く、大人の休息にぴったりの街。
イメージでは白い壁とブルーの屋根の教会が強かったけれど、優しい色味の建物も中にはある。
ネコが多いなか、気持ちよさそうに日向ぼっこをする犬に出会うこともできた。
憧れていた街だからかもしれないけれど、すべてが絵になる気がした。
どこまでが海でどこからが空かわからないほど美しい青。
この街で生まれ育ったひとはどのような考え方をするのだろう、なんて気になった。
あっという間の3泊で、名残惜しくもパリに戻った私たち。
宿泊したCanaves Oia Hotelや、Oiaで見る朝日と夕日のこと、
バギーをレンタルしてフィラ -Fira- や島の南の方へ出かけた話はまた今度。