中学生のころから、カフェが好き。
中学から大学まで渋谷にある学校に通っていた事もあって、放課後や休日は渋谷を中心にカフェを巡っていた。
今はどこかにあるか分からないけれど “カフェノート” を作っていて、
ラテが美味しい とか インテリアが素敵 とか BGMが心地よい だなんて一丁前に感想を書き記していた。
15年近くたった今でも変わらず、気になるカフェをチェックしてはリストに追加している。
「このカフェに行きたい」と思う理由は様々。
「インテリアやエクステリアが好み」 だったり、 「美味しそうなフードやドリンクがある」 だったり。
近頃は 「コンセプトやフィロソフィーが素敵」 という点を重視することも多い。
どうやって行きたいカフェを見つけるのかとよく聞かれる。
近頃はもっぱらインスタグラムで探し、気になるカフェを地域別に保存。
「モンブラン」などメニューで検索する事もあれば、旅先のカフェを探す場合は「大阪カフェ」など地名で検索。
そこから素敵だと思うカフェをアップしている人のページに飛び、他にどのようなカフェがあるかをチェック。
その繰り返しをする事で、行きたいカフェリストはどんどんと増えていく。
きっと女性は何歳になっても「可愛い」が好き。
自分のアンテナにぴったりとはまるものを目の前にした時
体が少しだけ浮くような、視界がちょっと明るくなるような、何とも言えない高揚感につつまれる。
例えるならきっと、こんな感じ。
ビールが好きな人の、仕事後の一杯。
ファッションが好きな人の、好みの服を試着した時のときめき。
家族が好きな人の、時間を気にせずファミリーで過ごすことが出来る晴れた日の週末の朝。
“大きな特別” ではないけれど、日常の中で幸せを感じさせてくれるもの。
けれど、近ごろは “可愛い” が溢れ返っていて、どこに行くべきか迷ってしまう事も少なくない。
そんな時私は、気になるカフェのホームページを見るようにしている。
一番に見るのはABOUTのページ。
作り手の “想い” が伝わってくるお店では、カフェそのものにストーリーが詰まっていて “温かさ” を感じるから。
そうして “行ってみたい” というよりも “会ってみたい” オーナーのお店を見つけると
そのためだけに旅行をすることに何の躊躇いもなくなる。
こんなことをブログに綴りたいと思ったきっかけは、やっぱりとある一つのカフェ。
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私達夫婦はカフェのオーナーであると同時に、子供たちの父と母です。
背中ばかり見せるのではなく、顔を向き合わせる時間も大切にしたいと考えているため
日曜日と遅い時間の営業を控えております。
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とのこと。
日曜定休、と書かれるのとでは全く違った印象を受けるし、そんな家族を大切にするお二人に会ってみたいと素直に感じた。
そのカフェを訪れるため、来月は京都へ。
きっとこれからもこうやって、日々カフェを巡って行くんだろう。
1人でも楽しいけれど、大切な人となら、もっと良い。
日常の中にある小さな幸せを見つけ、感じることができる日々がずっと続いていきますように。
カフェラテの香りに包まれながら、そんな想いで満たされている。