前回紹介したニースの新市街。
アパレルブランドなどのショップも多く、洗練された雰囲気。
でもニースの魅力はここ、旧市街にも溢れている。
旧市街の入り口にあるこちらは、バスケットやさん。
自他ともに認めるカゴ好きの私は、絶対に訪れようと決めていたところ。
2012年にモロッコで購入したマルシェバスケットを、今回ついに買い替えようと思っていたのだ。
結局、年季の入った今のバスケットを手放すのが名残惜しくなり、なにも購入せずに店をあとにしたのだけれど。
旧市街には温かみのあるカラフルな建物が並んでいる。
お土産にぴったりなスパイスや、塩でさえこの街中にあるとお洒落に見えてしまう。
可愛い街をカメラにおさめながら、ニースでアイスといえばここ!というほど有名なFenocchioを目指した。
海外のアイス屋さんはディスプレイが大胆で可愛い。
お花の味もここでは3種類もある。
私が選ぶのはいつも決まって茶色いチョコレートやピスタチオなどのナッツ系。
色味が可愛いマンゴーとストロベリーヨーグルト味を選んだ母のアイスを借りてパシャリ。
期待が高すぎたのか、特に美味しい!と感動することなくアイスを食べ終え、散策を続けた。
ニースの旧市街はワクワクするもので溢れていて、ただ歩くだけでも退屈をしなかった。
アパレルショップの店先にまでテラスがあったり
ビーチで楽しい時間を過ごしたのであろう小麦肌の人々を眺めたり
テーブルにまでこだわるインド料理レストランもあれば
小さな道でもテラス席を構えるフランスらしいレストランも。
小さい椅子は荷物置きなのだろうか。
パリではこんな所に鞄をおいていたらすぐに持って行かれてしまいそう。
もちろんニースも都市なのでスリなどがいるとは聞いているけれど。
バルコニーの屋根がストライプというお洒落な建物を見つけたり
こんな所で読書をしたいと思う程可愛いカフェに出会ったりもした。
旧市街を抜けて海岸沿いのプロムナード・デ・ザングレへ。
10年前、まだ10代だった頃にニースを訪れた際、この海岸線を眺めた事を思い出し懐かしい気持ちになった。
大学生だった私が今では社会人になり、結婚をして苗字も変わった。
だけど変わらず母とのヨーロッパ旅行を楽しんでいるということがなんだか感慨深く感じた。
海岸を一望できる人気スポットのコリーヌ・デュ・シャトー公園の麓あたりには #I Love NICE のオブジェが。
コートダジュールらしいヤシの木を撮影していると
自転車を修理するご夫婦を発見。
50代位のご夫婦が海岸沿いをサイクリングだなんて、なんだか可愛くて思わずシャッターを切った。
日本では地味な色の服ばかりだけど、温かい場所を訪ねる時は派手な服を選びがち。
特に海沿いのニースではこの旅で一番派手であった赤いスカートに赤ストライプ。
探さなくても見つかるウォーリーのよう。
この頃すでに時間は19時頃。
21時のサンセットを待ちたいと思いつつ、20時間以上かけてニースにたどり着いた日だったので疲れもたまっていた。
これから始まる8日間の旅のことを考え、この日は早く寝る事に。
翌朝訪れたサレヤ広場のマルシェについては、また次回。
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Vieille Ville ニース旧市街