大阪に気になるパン屋さんが数軒あった。
その中で、友人からとくにお勧めされたのが美術館のような外観のパン屋さん パリアッシュ – PARIS-h –
扉に近づくと、既にパンの良い香りが広がっていた。
土曜日の11時前。先客の方々とちょうどすれ違い、店内は少しの間貸切に。
ハード系のパンが多く、種類も豊富で迷ってしまう。
クロワッサンやパンオショコラといった定番はもちろん、日本ではあまり見かけない南仏サントロぺの名品 トロぺジェンヌ も。
東京でもパリでもブーランジェリ巡りをよくするけれど、こんなに丁寧に説明書きをしているお店は見たことがない。
具材はもちろん、パンの酸味や硬さなど細かなところまで案内されていた。
パンだけでなく、シュークリームやケーキも。
冷蔵のショーケースの底にはタイルが敷き詰められていた。
こんなちょっとした工夫で、一気に雰囲気が変わり何倍もお洒落になるのだからすごい。
小麦粉やバターにこだわりがあるパン屋さんは、さぞかし焼き菓子も美味しいのだろう。
この日は1日カフェ巡りをする予定だったので焼き菓子は我慢したけれど、次回はぜひ食べてみたい品揃え。
イートインスペースはないのでテイクアウト。
あまりにも外観が素敵なのでお店の外でこんな写真を撮っていたら
常連と思われる高級車に乗った紳士が、微笑みながらこちらを見ていた。
ホテルにチェックインしてから食べようかと思っていたけれど
お店の目の前にある川沿いの遊歩道に椅子が並んでいたので、座って食べることに。
選んだのはクロワッサンとくるみのパン。
クロワッサンは胃が疲れていたからかすこしバターが重すぎるように感じたけれど、食感はサクサクとふわふわの絶妙なバランス。
くるみのパンはゴロゴロと大量のくるみが入っていて、パンの食感とのコントラストがとてもよく香りも豊か。
少し食べたら鞄に閉まっておこうと思っていたにも関わらず、ついつい食べ進めてしまった。
海外に来たような気持ちにさせてくれる素敵な店構えと、綿密に計算された本格的なパン。
大阪のパンのレベルを教えてくれた、高級感のあるPARIS-hだった。
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〒530-0005 大阪市大阪市北区中之島3-6-32 ダイビル本館102
Tel.: 06-6479-3577
最寄駅:京阪中之島線 渡辺橋
営業時間: 火-土 10:00 – 19:00 日月/休