シャンゼリゼでカウントダウンをし、凱旋門の花火からスタートした2018年。
元旦はパリでも祝日なので開いていないお店や美術館が多く、一日の過ごし方も悩みどころ。
シリルリニャックで朝食を購入したあと、ポンピドゥーセンターで3時間以上アートに触れている間に
気づけば朝から降っていた大雨はぴたりと止んでいた。
遅めのランチをしにパレロワイヤル付近のレストランに向かったものの、営業していなかったので
途中で見かけたブルーの外観が素敵なビストロに戻ることに。
前に通りかかった時も可愛いお店だなと思い、写真を撮った事をふと思い出した。
夏はテラス席がいっぱいだけど、この日のテラスは愛煙家が数組いるだけ。
15時頃という中途半端な時間だったからか、食事での利用かドリンクのみかを尋ねられ、奥へ。
ロティサリーチキンの良い香りが感じた瞬間、オーダーしようと決めていた。
店内は意外と広々。
1人の方もいればカップルや家族連れまで、幅広い客層。
英語メニューはないけれど、スタッフの中には英語やスペイン語など
色々な言葉を話す人がいて、口頭で説明してもらえる。
ロティサリーチキンを頼むことは決めていたのだけれど、周りのテーブルを見てみるとどうやら料理は全て大きそう。
結局オーダーしたのはシーザーサラダとチキン。
フランスでは日本のように気軽にシェアは出来ない文化があるけれど、
オーダーの際にシェアする?とスタッフが聞いてくれ、お皿も持ってきてくれたので助かった。
鶏肉とベーコンのシーザーサラダ 18EUR (約2500円) は、野菜があまり好きではない私もたくさん食べるほどのおいしさ。
ソースはもちろん、たっぷりと入ったチーズが本当に美味しくて買って帰りたい程だった。
パリパリの皮とやわらかいお肉が絶妙にマッチしたチキン 23EUR(約3100円) は、日本人好みのソースで味付けされていて、気が付けば完食。
“食事”は私にとって、旅の一番の楽しみではない。
朝目覚めたら綺麗な青空が広がっていたり
街を歩いていたら素敵なアートに出会ったり
好みのカフェで美味しいラテを飲んだり
綺麗な夕日を目に焼き付けたり そんなことが、私の心を幸せにしてくれる。
けれど、やっぱり美味しいものを食べたら笑顔になるし、満足するのが人間。
パリならではの高級レストランも素敵だけど、こんな風に背伸びをせずに等身大で満喫できるお店を少しずつ開拓していけたらいい。
*掲載 旅MUSE COLLECTION
・Countdown in Paris - パリ シャンゼリゼで凱旋門の花火とカウントダウン –
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44 Rue du Louvre, 75001 Paris
Tel.:+33 1 42 36 73 23
最寄り駅: Les Halles M4
営業時間: 8:00 – 26:00 (FOOD ~24:00) 無休