今回のタイ旅行の一番の目的は、12月~2月中旬までしか見る事が出来ない
期間限定の絶景 “赤い蓮の海 Talay Bua Dang タレーブアデーン -Red Lotus Lake- ” を見る事。
土曜日の夜、バンコクのドンアムン空港を出発し、約50分でウドンターニー空港へ。
バンコク-ウドンターニー間の国内線は複数のLCCエアラインが運航している。
出発前夜に予約しても14000円という安さで、タイミング次第ではその半額程度で購入可能とのことなので高速バスや鉄道よりもおすすめ。
深夜0時頃にウドンターニー空港に到着したものの、タクシー乗り場にタクシーはいなかったので
INFOでホテル名を告げ、タクシーを呼んでもらう事に。
“赤い蓮の海”と言われているけれど、実際は”赤い蓮”ではなく”ピンクの睡蓮”、そして”海”ではなく”ノンハン湖”
ノンハン湖は、ウドンターニーの街から更に車で1時間ほどの場所にあるので、ツアーに参加するかタクシーをチャーターする必要がある。
近頃少しずつ有名になってきたこの場所だけど、英語が出来るタクシー運転手はあまりいなさそう。
タイ語が出来ない場合は、空港のINFOで英語ができる人に交渉を頼んだ方が良さそうだった。
私達は、ホテルに向かうタクシー車内でタイ語で同期が交渉をしてくれ、
DAY1【空港→ホテル】DAY2【ホテル→ノンハン湖→ホテル】&【ホテル→空港】でTOTAL 約6000円/1台。
タクシー運転手のすすめで、出発は朝6時。
ちなみに睡蓮はお昼頃には花が閉じてしまうので、遅くとも10時頃には街中をでる必要がある。
ボート乗り場近くの駐車場に着いたのは7時前。
日の出には少しだけ、間に合わなかった。
駐車場からボート乗り場への数百メートルの間には、食べ物やお土産の露店がたくさん。
ピンクの看板がでている所がボートのチケット売り場。
2名まで乗ることができる小さなボート 1時間100バーツ/1人
10人まで乗ることが出来る屋根つきの大きなボート 1時間300バーツ/1台 90分500バーツ/1台
大きなボートよりも小さなボートの方が浅いつくりなので、より睡蓮に近づく事ができると聞き小さいボートに乗ることに。
私の希望で小さいボートにしたので一人で乗ると言ったものの
乗る直前でやっぱり一人は不安と言いだし、結局シンガポールから来てくれた同期を一人にすることに。
温かいイメージのタイとはいえ、バンコクよりもずっと北にあるこの場所。
朝の気温は10度程、更に意外とスピードが出るボートの上では風を感じ、とても寒いので要注意。
ニットのコートを着ていても寒く、震えながらベストスポットへと向かった。
少しずつ睡蓮の姿が見え始め、ワクワクがより一層募る。
湖に空と睡蓮が反射して、綺麗なリフレクションを作っていた。
10分もしないうちに、ボートは一つ目のSTOPポイントへ到着。
写真だとその美しさが伝わりにくいかもしれないけれど、想像を超えたピンク色の睡蓮たちの美しさに感動。
手前の睡蓮は、一輪一輪がとても力強く咲いていて、
奥に連なる睡蓮は、まるで湖の色がピンク色に見えるかのように寄り添って咲いていた。
雲が少し増えてきてしまったものの、それでもやっぱり美しくてシャッターを切る手がとまらなかった。
60分の乗船でも、2つの場所にそれぞれ10分程STOPしてもらえるので
写真撮影だけでなく、目で楽しむ時間も充分にある。
そして、次のSPOTへ。
まるで、私たちのために睡蓮が道を作ってくれているような気がした。
2つ目のSPOTは、元気いっぱいの見頃の睡蓮がより多かったような気がする。
モネの描く睡蓮を見にフランスのジヴェルニーを訪れた際に見た睡蓮とは、全く違った印象のタレーブアデーンの睡蓮たち。
色鮮やかなピンク色だからか、
タイという陽気な国の雰囲気がそう感じさせるのか。
1つ後悔したことは、望遠レンズを持って行かなかったということ。
弾丸旅行だったので広角ズームレンズ1本を持参したのだけれど、ここへ行くならぜひ望遠レンズも持参する事をおすすめする。
雲に隠れていた太陽が顔を出すと、花も水も草もキラキラ輝きを増した。
ハワイの海の色もそうだけれど、太陽に照らされているか照らされていないかでは
人間の目に映る色も、心で感じる印象もこんなにも異なるから不思議。
おそらく恋人同士で訪れていたこの二人。
彼女の写真を一生懸命撮る彼がとても可愛かった。
写真だけでなくムービーも撮影。
※右下の設定ボタンにて画質を選択
最初に感じていた寒さは、睡蓮の美しさに心を奪われているうちに感じなくなっていた。
けれど、だんだんとピンク色の景色から離れ岸に戻るにつれて再び寒さに襲われた。
太陽が昇ったころなら半袖でも大丈夫だけれど
朝早くに湖に出る場合は、日本を出る時に着ていたコートをそのまま着るのが正解。
私のわがままに付き合ってくれた二人も満喫してくれたようで安心。
終始、寒い寒いと言ってはいたけれど。
ボート乗り場や空港など様々な場所に現れた、ウドンターニーのご当地キャラと思われるワンさん。
ちょっと間の抜けた表情が可愛い。
駐車場へと戻る途中、朝はまだ開いていなかった屋台が営業していた。
あまりにもナチュラルにこんな帽子をかぶっているシュール感が面白い。
暖をとりながら、串焼きやトウモロコシなどを購入。
大満足で、ずっと待ってくれていた運転手さんのもとへ。
前夜に予約した1泊1部屋1500円という驚きのホテル Hotel Delio へと戻り、バンコクまでのフライトの時間までのんびり。
こんな値段にも関わらずとても綺麗でお湯もしっかり出て驚いた。
タレーブアデーンはアクセスが良いわけでもなく、数か月の間しか見ることが出来ない。
けれど、そんなハンデを考慮しても、訪れて良かったと心から思えた。
日の出前から湖に出て、朝日に照らされる睡蓮たちも見てみたいし、
雲一つない青空のしたのキラキラと輝く湖も見てみたい。
自然が創る美しさは、同じ姿を見ることが出来ないからこそその美しさに感動する。
“またいつか来れたらいいな”という気持ちとともに、あっというまの滞在を終えバンコクへと旅立った。
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Talay Bua Dang – Red Lotus Lake –
【Bangkok バンコク 】から 国内線飛行機にて50分の【Udon Thani ウドンターニー 】へ。
さらにタクシーチャーターで1時間程の【Nong Han Lake ノンハン湖 】へ。
ボート営業時間: 6時頃〜12時頃(11時出発が最後との情報有)