パリには美術館が140もあるという。
パリの観光スポットの象徴的なルーブルや、モネの”睡蓮”で有名なオランジュリー、
駅舎だった建物自体が美しいオルセーなど、
世界中から観光客が訪れる所ももちろん
それぞれの美術館の魅力があって素敵だけれど。
私の一番のお気に入りの美術館はモンマルトルの南にある、ロマン派美術館-Musée de la Vie Romantique-
ルーブルの一間くらいの広さではないかという程小さなこの建物は、
調べた所オランダ出身のロマン派画家、アリィ・シェフェールが実際に住んでいた家とのこと。
エクステリアもインテリアもとても可愛くていつもたくさん写真を撮ってしまう。
椅子の上にある木の実。
たまたまおいてあるのかとおもったら、違う時期に訪れた際も置いてあったのでわざと。
あたたかみのある素敵な演出。
美術館に行っても作品よりインテリアなどの主役ではない部分に目が行く私。
階段の手すりのやわらかさが、この小さくてあたたかな美術館を象徴しているよう。
何より私が気にいったのは、お部屋ごとに異なる額と壁紙。
壁紙かと思いきや、布だったりもするし、布だと思いきや壁紙だったりもする。
正直、”ロマン派”と言われても頭の中はハテナだらけ。
だけどここに行くと、アートを学んでみたくなるほどワクワクする。
そんな私の、パリで一番好きな小さな小さな美術館。
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16 rue Chaptal 75009 paris
Tel: +33 1 55 31 95 67
最寄り駅: PIGALLE <M2/12>
営業時間: 10:00 – 18:00 定休日: 月/祝