9月22日。
パリのアメリカンチャーチで結婚式をあげてからちょうど2年が経った。
この2年の間にパリでウエディングフォトを撮る日本人夫婦がとても増えたようだけれど
私がパリ挙式をしようと思った時にはほとんど情報がなかった。
フォトウエディングだけでなく結婚式をパリであげる方は今もあまり多くないようなので
少しでも誰かの役に立てれば良いなと思い出を振り返ってみようと思う。
朝、心配していた天気を気にしてバルコニーに出ると、穏やかな青空の下エッフェル塔がパリの街を見守っていた。
私達は旅行会社やウエディング会社を通さず、American Church のwebsiteから挙式の手配をした。
ヘアメイクの方もインターネットで探し、Mariage Venus ParisのFumikoさんにお願いした。
宿泊していたLe MeuriceにFumikoさんが来てくださり、忘れられない一日の始まり。
初めて一人でパリを訪れた時に買ったChloeの優しいピンクベージュのウエディングシューズ。
ウエディングドレス姿を最初に見せるのは挙式当日が良かったのでホテルの廊下で”First Meet”
ドレスに全く興味がなかった私がすぐに決めたドレスはVera Wangのバレリーナ。
少し照れながらも憧れのホテルで大好きなウエディングドレスを着ていることが嬉しくて、ただただ笑っていた。
お迎えがくるまでホテルで撮影をしていると、多くの方がお祝いの言葉をくれた。
そしてホテルを後にし教会へ。
クリスチャン以外が結婚式を挙げる事ができる教会はパリ近郊に3つしかない。
その中から私が選んだのはセーヌ川沿いのエッフェル塔からも近いAmerican Church in Paris。
母にベールダウンをしてもらい、準備は整った。
初めてこの街を訪れたのは10年程前のこと、母が連れてきてくれて大好きになったという事を思い出していた。
主人と牧師さんが先に入場。
牧師さんは英語を話す方かフランス語を話す方を事前に選ぶ事ができる。
優しい笑顔の素敵な方だった。
結婚する少し前までは会話をする事もないほどだった父とバージンロードを歩くのは不思議な気がした。
アメリカンチャーチは天井がとても高くパイプオルガンやシャンデリア、
そしてティファニー製のステンドグラスからさす光がとても美しい。
家族だけのアットホームな挙式だけれど、主人はとても緊張していたらしい。
全く緊張していなかった私の隣で、こんなに気を張った顔をしていた事を後から知った。
キャンドルに明かりを灯すセレモニーも行われる。
中央のキャンドルは持ち帰る事ができる。結婚記念日に毎年灯して幸せを改めて実感できるようにとのお話があった。
牧師さんに続いてそれぞれ誓いの言葉を英語で交わし、指輪の交換。
一瞬のように感じたセレモニーを終え、父と歩いたこの道を主人とともに歩き出した。
出口ではフラワーシャワーを。
セレモニーの後は、結婚証明書への署名や教会内での撮影タイム。
英語で行った挙式だけれど結婚証明書はフランス語で発行してもらうように事前に依頼をした。
自己手配なのでアテンドはヘアメイクのFumikoさんだけだったけれど、
Fumikoさんがとても要領よく動いてくださったおかげで無事に式をあげられる事ができた。
式の後のロケーションフォト撮影でもとてもお世話になり本当に感謝をしきれない。
あれから何度もパリを訪れているけれど、
行くたびにアメリカンチャーチの背の高い緑色の屋根をみつけてはこの日の事を思い出し幸せな気持ちになる。
もう一度挙式会場を選ぶとしてもここにしたい、そう迷わず思えるAmerican Church in Paris。
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65 quai d’Orsay 75007 Paris
Tel.: +33 (0)1 40 62 05 00
最寄り駅:Pont d’Alma/Invalides RER C
はじめまして
フォトウエディングでどうしても
風船を使ったフォトウエディングを取りたいのですが
日本から予約されててすごいなと思いました。
わたしも風船を使って撮りたいので
アドバイスいただけませんでしょうか?
投稿者
どこでフォトウエディングをされるかにもよるかもしれませんが、
カメラマンさんやヘアメイクさんにお願いすると
その場所での手配方法のアドバイスや、代わりに準備してくれる場合もあるかと思います。
また、宿泊先のホテルでヘリウムを用意してある所もあると思います!
パリで私が宿泊したホテルは、パーティー用にヘリウムの用意があったと後からわかったので。
実現できるといいですね*応援しています!