フェアモントピースホテルには、私たちが宿泊したスイートルームの他に特徴的なスイートがある。
Nine Nations Suite – 9つの国をテーマにした、それぞれ1部屋しかないスイートルーム –
その中でも特に人気だというRoom 620 Japanese Suiteや、
通常のゲストは見ることが出来ない所を特別に見せて頂いた。
Room 620の扉を開けてすぐ、驚きとともに歓声をあげてしまった。
扉をあけた瞬間、上海のホテルにいることを忘れるほど “和” の空間が広がっていたのだ。
もちろん、畳に慣れていない外国人ゲストも問題ない。
和室の隣には、和の雰囲気を保ちながらもソファが置かれた寛げるリピングがある。
寝室にはベッドと布団の間のような寝具。
3つの部屋は全て異なる雰囲気だけれど、共通して “和” テイスト。
日本人だからなのか、とても落ち着く空間だった。
更に奥には外灘を見渡すバスルーム。
陽の光が強く写真では伝わりにくいけれど、窓の外には絶景が広がっていた。
“フェアモントピースホテルの中で最も眺めの良いお風呂” という説明も納得。
Nine Nation Suiteの中でもこのJapanese Roomは特に人気だと聞き、誇らしい気持ちでこの部屋をあとにした。
続いて訪れたのは上海で最も有名な社交場ともいえるThe Peace Hall。
アールデコ調の装飾はまるで宮殿のようで、レトロ感が漂う色使いにノスタルジックさを感じた。
クリスタルでつくられたシャンでリアはとてもラグジュアリー。
寄るになると全く異なる雰囲気を醸し出してくれることだろう。
ウエディングはもちろん、様々なイベントにも使われているこの場所で
80年の時を超えて様々なストーリーが繰り広げられている。
Peace Hallのあとに訪れたのは中華料理レストラン Dragon Phoenix 。
装飾はLuxury Chinese Tasteでまとめられており、窓の外には浦東や外灘の美しい景色が広がっていた。
そして最後に訪れたのが、通常は開放していないフェアモントピースの屋上テラス。
ウエディングや雑誌ELLEの撮影など、特別な機会のみ利用されるスペースとのこと。
どこまでも広がる青空の下、改めてこのホテルの立地の良さを実感。
すぐ下にはThe Cathay Roomのテラス。
見える景色はさほどかわらないけれど、面積が広いため解放感も大きかった。
行く前は散々悩んだホテル選びだったけれど、
お部屋はもちろん、スタッフの方の温かい対応や朝食、SPAなど総じてとても満足した私達。
Fairmont Peace Hotelに決めて良かったと心から思えたSTAYはあっという間に終わりを迎えた。
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Google Map:20 Nanjing Road East, Shanghai, China, 20002
Tel.: +(86) 21 6321 6888