Countdown in Paris 2017 to 2018

2018年を、パリで迎えた。

 

世界で一番好きな街 パリ で新年を迎えるのは、これが初めてではなかった。

けれど凱旋門で行われた”年越しイベント”に参加し、大勢の人達と一緒にカウントダウンをしたのは今回が初めて。

私にとって30歳を迎える”節目”の2018年を迎えた瞬間を、写真と動画と共に書き記しておきたいと思う。

 

2017年12月31日、大晦日。

パリ到着後3日目にしてようやく、分厚い雲の隙間から青空が少しだけ顔を出した。

ちょうど日本が新年を迎えた頃のこと。

 

この日の20時過ぎに日本から到着した家族と合流し、ホテルで年越しそばを食べて少し休憩。

カウントダウン後のメトロは混雑すると聞いていたので、歩いて帰れるオペラ付近のホテルに宿泊していた。

予定より早めの22時前に、ホテルを出発。
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いつも混雑しているマドレーヌ寺院近くのラデュレも、静寂に包まれていた。
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ロワイヤル通りを抜け、コンコルド広場へと出ると…
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22時すぎのシャンパンフラッシュに包まれたエッフェル塔が出迎えてくれた。
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大幅リニューアル後、2017年に再オープンしたHotel de Crillonにはドレスアップしたマダムとムシュー。

さぞ華やかなパーティーが行われるのだろうと、私まで胸が高鳴った。
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コンコルド広場の観覧車を背中に、シャンゼリゼ通りを凱旋門に向かってひたすら歩く。

ちなみに、長年この場所でパリを眺めてきたこの観覧車は、

2018年夏までに撤去されることが発表されているとのこと。
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段々と増えてくる人々。
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Franklin D. Roosevelt駅のあたりでは、警察が荷物チェックをしていた。

更に凱旋門に近づくためにシャンゼリゼを進むと、もう1か所検問が。

それほどしっかりと検査しているようには思えなかったけれど、ないよりは安心。
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NYでカウントダウンをした時は、寒い中でお昼頃から何時間も並ばなくてはならず

決められたバリケードの中から出ることが出来なくて窮屈な思いをした。

けれど、パリでのカウントダウンはバリケードで区分けされることはなく

何時の時点でも好きなだけ凱旋門に近づく事が出来た。
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23時頃、この辺なら見えやすいかなという場所を見つけ、立ちながら待機。

23時20分からは、凱旋門に写されるプロジェクションマッピングが1分毎に異なる映像に変わるようになった。

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バリケードでの区分けがないということは、自由に動けるという大きなメリットがある。

NYのカウントダウンでは、トイレに行きたくなった場合のためにオムツをする人もいるなんて聞くけれど

パリのカウントダウンではシャンゼリゼ沿いのお店が営業している所もあるので、

何か食べ物か飲み物を買えばトイレを利用できるハズ。

 

デメリットとしては、後から来た人たちが簡単に自分たちの前に入れるということ。

背の大きな男性が目の前に来たため、場所を移るということもあった。
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この日のパリは、寒さも和らぎ風も強くなかったので幸運だった。

けれど、大して変わらない光景を目の前にしながら1時間ほど待っているのはやっぱり飽きてしまう。

iPhoneXとスタビライザーを使ってムービーを撮っていると、近くにいたファミリーのお父さんが

フランス語で「やっぱりiPhoneは違うね!綺麗だね!」と、(おそらく)話しかけてくれ、

ジェスチャーと雰囲気でコミュニケーションを取り、家族のみんなと笑顔になったのも良い思い出。

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そして気が付けば時刻は23時59分。

撮り慣れていないためクオリティは低いものになってしまったけれど、ムービーを撮影した。

その場の雰囲気も伝わるように、25秒前からのカウントダウンはノーカット、音声もありのままの動画。

※右下の設定ボタンにて画質をお選びください

 

カウントダウンの際の数字がフランス語ではなくスペイン語や英語など、

色々な国の言葉だったのがいかにもパリらしい。

花火が上がり終わった後に、その場にいる人全員で盛り上がる雰囲気も海外らしくて新鮮だった。

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カウントダウンが終わると、その場でワイワイ騒ぐ人がいたり

酔っ払っているであろう人もいたけれど、多くの人が早々と凱旋門を背に帰って行った。

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夜中の12時半でもシャンゼリゼ沿いのPAULやファストフード店などは営業していたので、小腹が減っても安心。

 

私達は徒歩でホテルまで帰ったけれど、この日は夜中もメトロやRER,バスが動いている路線がある。

ただ、凱旋門付近の駅はカウントダウンイベント終了直後は

混雑回避のため閉鎖しているので、隣の駅まで歩かなくてはならない。

ちなみに、大晦日の夕方17時から元旦のお昼12時までは公共交通機関が無料なのも嬉しいポイント。
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パリのカウントダウンはニューヨークやロンドンと比べると、スケールの大きいものというわけではない。

でも、世界中から集まったパリという街を愛する人たちと一緒に迎えた新年は、私にとって特別な経験となった。

 

暗い気持ちや嫌な思い出は前の年に残し

前向きな気持ちで新たな新年を迎えたい人が多いハズ。

そんなちょっと特別な瞬間を、自分にとって大切なこの街で迎えることが出来たなんてとても幸せものだと思う。

 

パリで迎えた新たな一年が、凱旋門の花火のようにキラキラと輝きますように。

そんなことを思いながら、あの日の夜空を思い返している。

*掲載 旅MUSE COLLECTION
Countdown in Paris - パリ シャンゼリゼで凱旋門の花火とカウントダウン –

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凱旋門 – Arc de Triomphe –

 

Place Charles de Gaulle, 75008 Paris

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