パリツアー初日に訪れようと思っていたお店は、アスティエだけではない。
写真を見て一目で欲しくなったバスケットを求めて、POLÈNEという鞄屋さんに行くと決めていた。
ツアーに参加してくれたMUSEのめぐちゃんと色違いで購入し、
パリの色々な場所で、空間をより素敵に演出してくれたかごバッグ。
シャンドマルス公園でのピクニックでは、小道具として使ったり
エッフェル塔との撮影では、みんなも持って歩きたいと言ってくれた。
こんな写真を撮ることができた裏には、ちょっとしたエピソードがある。
とても良い思い出なので、書き記しておきたかった。
アスティエとポレーヌは、どちらも19時半でCLOSEのショップ。
まずは、私達のフリータイムである日曜日がお休みのアスティエに向かった。
帰宅ラッシュの時間と重なり、パリ市内の渋滞がひどく、アスティエに到着したのが18時50分。
Google Mapによると徒歩22分かかるポレーヌへ向けて、出発したのが19時15分。
この年齢になって、全速力で走る機会はなかなか無い。
アスティエの食器が入った大きな紙袋を握りしめ、パリのど真ん中を恥ずかしげもなく走り抜けた。
信号で止まるたびに汗が流れてくるし、そんな私たち自身がおかしくて
2人で笑いながら走っていた私たちは、はたから見たら異様だったに違いない。
『これがCafe Kitsuneがあるパレロワイヤルで、あれはルーヴル!』
『パリの人は信号が赤でも、車がいなければ平気でわたるの。』
『あそこにあるのはパリ市庁舎!』
など、今回が初めてのパリだというめぐちゃんに、息切れしながらもパリ案内。
もう無理かな?と言いながら、お店に着いたのは19時29分。
ドアはまだ開いていて、どう見ても走ってきたとわかる私たちを店員さんは笑顔で受け入れてくれた。
『他のゲストはもう入れないからドアのシャッターを閉めますね』と、丁寧に説明してくれたMonsieur。
本当にあと少し遅かったら、間に合っていなかった。
POLÈNEは、革の鞄のお店。
革製鞄もとても可愛かったけれど、今回はバスケットを購入すると決めていたのだ。
悩んでいたのは、どの色にするかということ。
ベージュやキャメルと迷った末、私が選んだのは”桜色”という言葉が似合うピンクベージュ。
めぐちゃんが選んだキャメルも、やっぱりとても可愛かった。
春夏の色合いも、秋冬の色合いも可愛い鞄たち。
今度のパリでは、もう少しゆっくり他の鞄も見に行きたい。
初日に買いたかったのは、今回の旅ですぐに使いたかったから。
翌日訪れたお花屋さんで購入した芍薬を入れると、見ているだけでわくわくするほど可愛かった。
ファブリック製品がお洒落なBORGOの店内では、まるで最初から飾られていたかのように空間とマッチ。
絶品のシナモンロールを購入したCircusでも、この通り華を添えてくれた。
カフェの雰囲気が伝わる写真を撮りたいけれど、他のゲストの顔が写ってしまうなと困った時は
こんな風にバスケットに焦点をあて、ちょうどよくぼかす事も出来た。
可愛くて絵になる、そして自立するかごバッグは、夏の旅の必須アイテムかもしれない。
180ユーロ、日本円で22000円程度と、安いわけではない。
でも私達のバスケットを見て、ツアー参加者の3名の方も翌日購入していたほど魅力的。
免税手続きは未対応だったけれど、人気なのでそのうち出来るようになるかもしれない。
時期によっては品切れという事もあるようなので、Websiteで事前に購入し、ショップで受け取るという方法が確実。
夏は会社にかごバッグで行ってしまう程、かご好きの私。
かごコレクションの中でも、特別なものとなったPOLÈNEとの出会いに大感謝。
パリの思い出がつまった、大切なバスケット。
**TabiMUSE旅行記 -カメラと巡る、パリの旅。【TabiMUSE Tour in Paris】-はこちら
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48 Rue Sainte-Croix de la Bretonnerie 75004 Paris
Tel :+33 01 43 31 87 39
最寄り駅:Hôtel de Ville M1・M11
営業時間:11:00-19:30