パリツアーの最後の夜。
私たちは、最もパリを感じることのできるレストランでディナーをした。
レゾンブル – LES OMBRES – は、エッフェル塔のすぐ近くにあるケ・ブランリー美術館の最上階のレストラン。
夜は19時からと21時半の2部制になっていて、私たちは18時50分ごろに到着した。
店内に案内されるまで、エッフェル塔を間近で見ることができるテラスで写真を撮っていると、あっという間に19時に。
この贅沢なViewを余すことなくゲストに楽しんでもらうよう、天井もガラス張り。
私たちがオーダーしたのは前菜、メイン、デザートの3コース。
長テーブルをみんなで囲み、ワインを飲みながら話すのはやっぱり恋愛について。
ここで一気に、パリツアー参加者のみんなとの距離が近づいたような気がした。
5月下旬のパリの日没は、21時半ごろ。
空がピンク色に傾いた頃、窓側のテーブルで食事をしていたカップルの男性がひざまづいた。
女性ならきっと、一度は夢に見たであろうプロポーズ。
彼女は驚きながらも、それはそれは幸せそうな表情で喜んでいた。
映画のワンシーンのような瞬間を目にし、私たちもあたたかい気持ちで拍手を贈った。
食事を終えたあとも、テラス席は自由に利用して良いとのことだった。
22時のシャンパンフラッシュを見て帰ろうと、ワインを飲みながらテラスで待機。
“エッフェル塔に乾杯” の写真を撮っていると、あっという間にシャンパンフラッシュがスタート。
きらきらと輝くエッフェル塔に見惚れた後、5分しかないから急いで!と交互に写真撮影。
TabiMUSEプロデューサーのなみさんが、初めてのパリをとても気に入ってくれて、私は本当に嬉しかった。
未だにいつも考える。なみさんに見つけてもらえていなかったら。
そのことについては長くなるから、また別の記事に書くことにしよう。
MUSEのめぐちゃんは、1人でだってパリを楽しめる行動力があるにもかかわらず、このツアーに参加してくれた。
センスあふれる写真はもちろん、やわらかな人柄がとても素敵な彼女と旅をできたことは、とても楽しかったし居心地が良かった。
出会ったころからずっと『見て、本当に素敵じゃない?』と、なぜか私が得意気になって色々な人にめぐちゃんの写真を紹介している。
この旅で仲良くなった、めぐゆいコンビ。
どんどんと距離が近づいていくのがわかる二人を見ていて、とても嬉しかった。
お洒落な二人の作り出す空気感が好きで、私はいろいろな場所で、こっそりと二人の写真をたくさん撮っていた。
近くにいたファミリーと写真を撮りあいっこしたり、
ワインを飲みながら色々な話をしていると、気づけば23時のシャンパンフラッシュの時間に。
急な夕立があったこの日、水たまりができていたおかげで
もう一つのエッフェル塔が現れたのも、素敵な偶然。
忘れられないパリツアーの、最後の夜となった。
**TabiMUSE旅行記 -カメラと巡る、パリの旅。【TabiMUSE Tour in Paris】-はこちら
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27 Quai Branly, 75007 Paris (Musée du quai Branly内)
Tel.: +33 1 47 53 68 00
最寄り駅: Pont de l’Alma RER C / Alma-Marceau M9
営業時間: Lunch 12:00-14:15 Dinner 1st 19:00- 2nd 21:30-