アフリカペンギンが暮らす海辺へ。

今、世界中の人々が旅どころか、外出する事すら控えないといけない状態になっている。

32年生きて来て、こんな経験は初めて。

不安な日々が続き、ストレスに感じる事もある。

そんな中で私が出来ることは、手を洗い、人に会わず、出来ることを行うこと。

この世界的な危機を乗り越えることが出来たら、またいつかは必ず旅が出来る。

見てくれる人々も、そして自分自身も、そんな希望を持ち続けられるように、変わらず記事を発信していこうと決めた。


南アフリカのケープタウンを旅した時のこと。

たった1日の滞在で、ハイライトとなるSPOT全てを巡るべく、朝からカーチャーターをした。

山頂から眺めた日の出に心動かされた後、Simon’s Townへ。


お目当ては、野生のアフリカンペンギン。

500円程度の入場料を払い、ペンギンたちを眺めることが出来るBoulders Beach Penguin Colonyへ向かった。


午後になると観光客が大勢集まり、入場するための列が出来るという。

私たちが訪れた朝9時前の時間帯は、この通りほとんど人がいなく、ラッキーだった。


アフリカンペンギンのLife Cycleについての情報もインプットしながら、海の方へ。


途中、数匹のペンギンたちに遭遇。


ビーチに到着すると、想像を超える数のペンギンたちが日光浴をしていた。


“ペタペタ”という音が聞こえてそうな、可愛らしいペンギン歩きをしている彼ら。


青空と、太陽の光を受けてキラキラと光る海。

波の音に、たくさんの野生のペンギンたち。

この光景が目の前に広がっているにも関わらず、現実味が無いように思えた。


遊歩道は高さがあるので、ペンギンの撮影が目的の場合は、ズームレンズがあると良い。

私はこの時ズームレンズを持参していなかったものの、遊歩道の脇で休憩するペンギンたちに出会えたので、近くで見たり写真を撮ることが出来た。


もともとペンギンが大好き!という訳ではなかった。

でも久しぶりにペンギンに会うと、その愛嬌のあるフォルムと動き、そして可愛い顔に魅了され、すっかりファンになっていた。

帰り際、近くのおみやげ屋さんに吸い込まれるように入って行き..

ペンギンマグネットを購入。


我が家の冷蔵庫に貼り付けられたこのペンギンマグネットが目に入るたび、彼らを思い出す。

意外と匂いが強いこと、鳴き声が激しいこと、そしてやっぱり、ペタペタと海に向かって歩いて行く後ろ姿を。


世界中が不安や悲しみに包まれる中、あのペンギンたちは、太陽の光を抱きしめながら今も元気に過ごしているのだろうか。

そう願って止まない。


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Boulders Beach Penguin Colony

4 Boulders Place, Secluse Ave, Simon’s Town, Cape Town, 7995

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