パリジャンたちが建物の入り口で暗証番号を入力し、大きな扉を開けてアパルトマンに帰って行く姿に、密かに憧れていた。
でも、今まで20回程パリを旅して来た中で、アパルトマンに滞在したことは一度も無かった。
理由は、アパルトマンだとスーツケースをフロントに預けられないから。
今回宿泊したTinah Parisは、ホテルとアパルトマンの中間のような場所。
パリで暮らしているような感覚を味わえる上に、部屋のクリーニングもしてもらえるし、チェックイン前・チェックイン後の荷物の保管場所にも困らない。
OPENしてまだ1年程の、穴場の滞在先を紹介しようと思う。
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TINAHに惹かれた理由は、この3つの大きな窓のある部屋が素敵だったから。
この部屋はたった1つしかなく人気なので、早めの予約がおすすめ。
立地の良さも大きな魅力の一つ。
メトロのSentier駅から徒歩1分で、グルメ通りとよばれるモントルグイユ通りの目の前。
ルーヴル美術館まで徒歩10分で、オペラ方面にも北マレ方面にも歩けるパリのど真ん中だ。
RERのChatelet駅からも10分程度なので、RER Bで空港からのアクセスも◎
(RER Bの各駅停車は特に治安が悪いので、要注意)
TINAHにはレセプションがなく、常駐スタッフもいない。
チェックイン前日頃、当日有効のアクセスコードがメールで送られてくるので、自身で部屋に入るスタイルだ。
大きなガラス扉の左側に、TINAHのDigicode(コードを入れるテンキーパッド)を発見。
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扉に向かって右側には、他のフロアのDigicodeがあるので要注意。
TINAHのロゴを目印に、教えてもらったCODEを入れるとロックが解除された。
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エレベーターで6階に上がり、再びコードを入力。
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1フロアに7つの部屋があり、もちろんどの部屋にもそれぞれ暗証番号式の鍵かかかっている。
お目当のデラックスダブルルームが、こちら。
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あいにく青空は見えなかったけれど、窓の外に広がる活気のあるパリの街並みを、飽きることなく眺めていた。
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目の前に見えるのが、モントルグイユ通り。カフェも、食材店も、ビストロも、勢揃い。
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デスクもあり、枕元には左右にUSBポートとコンセントが完備。
そして毎日一人1本ずつのお水と、外国ではあまり見かけない袋入りのおしぼりも用意されていた。
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クローゼットのサイズは大きくないけれど、Safety Boxも用意されていた。
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お手洗いとシャワーは同じ扉の中にあり、どの部屋にもバスタブはない。
私としてはバスタブが欲しい所だけど、たった2泊の旅では問題なかった。
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アメニティは、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープとボディーローション。
もちろんドライヤーもあるので、ご安心を。
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部屋の設備としてはいたって普通。
でも私はこの木板の床と、白枠の大きな窓が好みすぎて、彼が呆れるほど夢中で写真を撮り続けていた。
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夜は夜で、窓の外の雰囲気ががらっと変わる。
正直、大通りに面しているので騒音がないとは言えない。
静かな場所を好む方は向かないけれど、私たちには大きな問題ではなかった。
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TINAHは朝食が無料で付いてくる。
私たちは朝から出かけていたので食べる機会がなかったけれど、この共有スペースが朝食会場だった。
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共有スペースにあるボードには、パリのおすすめ情報が書かれていたので要チェック。
その週に行われるイベントや、美術館の特別展について、また近くのおすすめのお店など盛りだくさん。
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コーヒーメーカーやケトル、紅茶などはいつでも自由に利用できるスタイルだった。
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常駐のスタッフはいないけれど、朝ごはんを用意しに来たスタッフの方も、ハウスキーピングの担当の方も、本当に感じが良かった。
チェックイン前やチャックアウト後に荷物を預けたいと事前に問い合わせた時も、すぐにメールの返事をくれて、アクセスコードの時間を延長してくれた。
荷物は共有スペースに置いておくことになるので、他の宿泊客の目に入る場所に置き去りにする事になる。
監視カメラもあり、スーツケースの鍵をかければ問題ないとは思うけれど、貴重品は置いていかない方がBetterだろう。
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建物の入り口はオートロックで、中から外に出る時もこのボタンを押さないとドアが開かない。
なかなか慣れない海外のアパルトマンの仕組みが、新鮮で楽しかった。
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ホテルでも、アパルトマンでもない。
何回も訪れているパリで、新鮮な気持ちを感じることができた今回の旅。
いつものパリとはちょっと違う旅をしたいなら、TINAHがおすすめだ。
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108 Rue Réaumur 75002 Paris
Tel.: +33 602 55 91 11
最寄り駅: Sentier M3