上高地帝国ホテル – 日本初の山岳リゾート

日本国内で一番好きな場所、上高地

何度も訪れているけれど、上高地のホテルに宿泊した事は一度しかない。

日本初の本格的山岳リゾートとして、90年近くの歴史を持つ上高地帝国ホテル。

2016年9月に訪れた際の記録なので、最新情報は公式サイトを確認してもらえたらと思うけれど、自身の写真と言葉でも記しておきたいと思う。


特に人気の夏休みシーズンや紅葉の時期はなかなか予約が取れないこちらのホテル。

そもそも私は帝国ホテルが東京と大阪以外にあるという事を、この時初めて知った。

スイスの山小屋をイメージしたという赤い屋根が印象的な建物で、部屋の中も上品さと温かみのある雰囲気だった。


私たちが宿泊したのは、デラックスツインというベランダのあるお部屋。


ベランダの広さは大きくないけれど、Viewは格別。


アメニティは帝国ホテルブランドのものの他、女性用にELIXIRの洗顔フォーム/化粧水/乳液も用意されていた。

人数分のバスローブも完備。


お部屋の中で休憩した後、宿泊者以外の利用者も多いというロビーラウンジのカフェでモンブランを食べてから、夕方のお散歩へ繰り出す事に。


マイカー規制のある上高地では最終シャトルバスの時間の都合もあり、夕方には多くの観光客がいなくなる。

夕方以降は上高地にあるホテルに宿泊している人々しかいないため、日中よりも更にリラックスした雰囲気を味わう事ができるのだ。


ホテルから河童橋までは、歩いて35分程度。

太陽が沈みかけた時間のこの辺りには、ほとんど人がいなかった。


ホテルに戻りレストランで夕飯を食べたのだが、カメラを持って行かなかったようで写真が一枚も残っていない。

お部屋でのんびりと過ごし夜が深まってからは、家族で星空を眺めに出かけた。

ホテルのスタッフの方に星を眺めるのに良い場所を教えてもらい、ホテルの光が届かない場所へと歩く。

この辺りは熊が出る事もあるため、母は怯えながら歩いていた。

そんな様子を父と私で笑っていた事を、今でもたまにふと思い出す。

星空撮影に慣れていなかったあの頃、ピントが合う写真を撮る事ができなかった。

でも、そんな事はどうだってよくなるほどの美しい星空が広がっていた。

瞬きをするのがもったいない。

プラネタリウムよりもたくさんの星を眺めたのはこれが初めてだった。


とても良い眠りから目覚めた翌朝は、美味しい朝食を満喫。


そしてまだ観光客が少ない朝の時間にお散歩をし、混み出す頃に上高地を後にした。

上高地は日帰りで、近くの街に宿泊する形でももちろん楽しめる。

でも私は、あの星空が忘れられない。

いつかまた、新月の夜に泊まりに行く事を夢見ている。


上高地帝国ホテル 一休予約ページ

〒390-1516長野県松本市安曇上高地
TEL : 0263-95-2001

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