星のや軽井沢では、その季節にしか体験できないような期間限定のアクティビティやイベントが多く行われている。
今回私は、星のや軽井沢で2021年5月15日から6月15日 まで行われている プライベート花朝食 を体験した。
こちらはもうすぐ終わってしまうけれど、2021年7月1日からはまたこの素敵な場所で1日1組限定の 森のほとりCafe&Bar ~水上の特等席~ がスタートする。
素敵なシチュエーションの中で二人だけの特別な時間を過ごすことができるので、心からおすすめしたい。
この記事では実際に プライベート花朝食を体験した際の感想と、新たに始まるアクティビティの紹介をしたいと思う。
プライベート花朝食はその名の通り、1日1組限定で申し込むことができる。
星のや軽井沢から歩いてすぐの場所にあるケラ池に作られた水上の特別席で、春の花をテーマにした朝食を楽しむというもの。
ここは野鳥の森の入り口なので、BG Mは鳥たちのさえずり。
癒しの空間にて、フラワーサイダーでの乾杯からスタート。
カーネーションなど4種類のフラワービネガーの中から好きなものを選び、炭酸水で割ったもの。
仕上げにエディブルフラワーをトッピング。
太陽の光が差してキラキラと美しく、味もさっぱりした甘さで美味しかった。
サラダに合わせるのは、アカシアの花のハチミツドレッシング。
乾杯後は温かい半熟オムレツやパン、フルーツにヨーグルト。
一見普通の朝食かと思いきや、ここにもお花の要素が詰まっている。
パンにはバラでできたフラワージャムを合わせたり、ヨーグルトにはウワミズザクラのシロップをかけて頂いた。
初めて口にしたウワミズザクラのシロップは優しい甘さがヨーグルトによく合っていて、母の分までもらいたくなるほどだった。
フードやドリンクの華やかさだけでなく、テーブルには綺麗な芍薬とカーネーションのアレンジメントがセットされていた。
芍薬はウエディングブーケにも使った、私の一番好きな花だ。
今まで世界中を旅してきたけれど、こんな素敵なシチュエーションでの朝食は初めて。
まるで映画の主人公になったかのようで、本当に胸が高鳴った。
そして、更に心が躍ったのがデザートタイム。
「こんな可愛い朝食、2度とない」
「もはや食べるのがもったいないくらい可愛い」
といったようなことを、何度も母と話しながら感激していた。
栗の花のハチミツを使った麹甘酒のブランマンジェには、エルダーフラワーのジュレとレモンのコンフィチュールのトッピング。
甘さと酸味のバランスがよく、食べるのがもったいないと言いながらもペロリと完食。
透明のポットに入ったカーネーションの工芸茶は、お湯を入れてしばらくすると花が開く様子を眺めるのも楽しかった。
アンティーク感のあるトランクとドライフラワーに焼菓子という、私の “大好き” が詰まったスイーツボックスは、このまま持ち帰ってしまいたいほど素敵だった。
もちろん見た目だけでなく味も美味しくて、お腹がいっぱいだったのに次々と手を伸ばしてしまった。
このプライベート花朝食はWithコロナの生活でストレスが溜まっている時に、美味しく美しいものに触れてストレスを軽減してもらえたらということで、今年初めて開催されたとのこと。
まさに美しく香り高く美味しい花朝食に “五感” で癒され、ストレスとはかけ離れた幸せな時間を過ごすことができ、母との最高の思い出となった。
プライベート花朝食はもうすぐ終わってしまうけれど、冒頭でお伝えした通りこの場所では、2021年7月1日から8月31日に 森のほとりCafe&Bar ~水上の特等席~ が開催される。
水上の特等席は期間限定だけど、森のほとりCafe&Barは通年営業しているのでディナー後に訪れてみた。
プライベート花朝食の際に訪れた時とは全く違う、幻想的な空間が広がっていた。
聞こえるのは自然の音ばかり。
この時期はカエルの鳴き声が響いていて、都会を離れ自然の中にいるということを改めて実感した。
寒い時期には大きなガラスのドアを閉めれば暖かくなり、これからの時期はドアを開けて水面に映るリフレクションを眺めながらドリンクと会話を楽しむのが良さそうだ。
スタッフの方との会話も楽しみながら、初めて体験する空間を満喫した。
夏の期間限定の催し 森のほとりCafe&Bar ~水上の特等席~ は、この空間を貸し切りにし、水上の特等席で星空を眺めながらドリンクとおつまみをいただける贅沢なもの。
軽井沢は夏でも夜は20度を下回るということで、爽やかな風が吹いているのだろう。
会場へと向かう階段では幻想的な音の演出もあり、だんだんと深まる夜空のもと、日常から離れて特別な思い出を作ることができるに違いない。
※画像提供:星のや軽井沢
どんな素敵な場所や体験も、”プライベート” になるだけでより一層特別な思い出になる。
プロポーズや記念日のお祝いにもぴったり。
ここでこの夏どんなドラマが生まれるんだろうと想像しながら、あの夜耳にした自然の音を思い返している。
*今回お仕事にて軽井沢を訪れ、星のや軽井沢の宿泊を体験しました。
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