パリでのPCR検査やファストトラック(MY SOS)に関する記事に続き、2022年7月中旬のフランス パリ旅行前に調べた情報や実際に現地を訪れた際のレポートについて書きたいと思う。
海外旅行保険
海外旅行保険
【万が一帰国前のPCR検査で陽性となった場合に備えて】
コロナ前、毎月海外へ旅をしていた頃は “なんとなく大丈夫な気がする” という安易な考えで、海外旅行保険の加入を検討したことさえなかった。
しかし日本帰国前にPCR検査が必要となった今は、そうも言っていられない。
現地で陽性となった場合のホテル延泊費用や航空券を取り直す費用はなかなかの出費になる。
海外旅行保険を比較する前に、クレジットカードに付帯する保険でカバーできないかを確認することとした。
結果として私が利用しているクレジットカードは上記費用をカバーできるとわかったため、陽性になった際に必要な手続きやカード会社への問い合わせ方についてシェアしようと思う。
◆クレジットカード会社への問い合わせ方法
◆クレジットカード会社への問い合わせ方法
【カード会社への問い合わせ方法 (JALカード CLUB-A ゴールドカード VISAの場合)】
- クレジットカード裏面に書かれた電話番号(株式会社JALカードではなく、三菱UFJニコス株式会社 0120-34-6565)に電話し、海外旅行先でPCR陽性となった場合にカード付帯保険が利用できるか質問
- 保険に関する問い合わせの窓口 (ST保険サービス 0120-77-6620) に問い合わせてほしいとのこと
- ST保険サービスに電話し、カードの種類を伝えて下記を質問
- 海外旅行先にてPCR陽性となった場合のホテル延泊費用や航空券取り直し費用、治療費は保険でカバー(補償)されるか
- 医師の指示書があれば、それらの費用に関し150万円まで保険でカバー可能
- PCR検査の陽性証明書だけではNGということか
- NG。陽性が判明した場合は保険会社に電話し、保険適用に必要な書類についてなどの詳細を聞いて対応すればOK
- 海外旅行先によっては専門のサポートデスクがある場合もあり、ハワイの場合は1800-446-5571(フリーダイヤル・日本語対応)
- 繋がりにくい場合は81-3-6758-2460(日本語対応)もしくはLINEの無料通話にて東京海上日動の海外総合サポートデスクにかけてもOK
- クレジットカードを持っているだけでOKか(例えばそのカードで航空券を購入していないとNGといった条件がないか)
- 利用の有無は関係なくOK
- カード契約者自身はPCR陰性、配偶者のみ陽性となった場合に配偶者の延泊や航空券取り直し費用を保険でカバーできるか
- OK(カード契約者がPCR陽性となった場合同様、上記の保険サポートデスクに電話する必要あり)
上記はあくまで当方が利用しているクレジットカードの場合であり、同じJALカードでもゴールドカードではないと保険でカバーできないという友人の話も聞いた。
また各条件が変更することもありうるため、自身が海外旅行に出る1ヶ月ほど前ごろ各自問い合わせることをお勧めする。
◆海外旅行保険について
◆海外旅行保険 保険会社比較
どこの保険会社も旅行日数や行き先によって保険料は変わるため、一概にどこが安いとは言えないだろう。
金額に関しては価格.comなどの比較サイトで比較するのが良いのではないだろうか。
自身は利用したことがないが、Instagramでフォロワーの方々に利用した保険会社を尋ねたのでシェアしておこうと思う。
- off! 損保ジャパンによる海外旅行保険
特徴:同旅程を旅する家族と同時に加入する場合に二人目以降の保険料が安くなる
利用したフォロワーさんのコメント:安かったので選んだ。実際に陽性になったが、対応も早かった。
詳しい補償内容の詳細はWebsiteに記載されている通りだが、陽性になった場合にホテル代・帰りの飛行機代(払い戻し分を差し引いた差額分)が補償されることはQ&Aに記載あり。
- たびとも HIS系列のエイチ・エスによる海外旅行保険
特徴:緊急時の連絡はLINE電話でも可能、PayPay支払い可能、過去3年以内に利用した場合は3%割引
利用したフォロワーさんのコメント:初めてのヨーロッパ旅行だったこともあり、手軽にLINE電話で対応できる点が決め手となった。
新型コロナウイルス陽性になった場合の補償について、こちらのページにわかりやすく記載されている。
- t@abiho JTB系列のジェイアイによる海外旅行保険
特徴:サポートデスクへは電話のほか専用アプリDLによりWi-Fi利用で連絡可能、10~49歳の保険料が割安、過去3年以内に利用した場合は3%割引
利用したフォロワーさんのコメント:新型コロナウイルス陽性になった場合の補償内容について一番わかりやすく掲載されているように感じた点が決め手。
TOPページから新型コロナウイルス対応についてわかりやすく明記しており、新型コロナウイルスの治療費が補償されることを記載した「付保証明書」をマイページからいつでも表示できる点も良さそうだと感じた。
もちろん書いている情報が全てではないので、実際に申し込む際は各自必要な情報を調べてもらえたらと思う。
今後も実際に利用した方の情報があれば、随時追記していく予定だ。
パリ/海外でのスマホ利用
パリ/海外でのスマホ利用
コロナ前はSIMフリーではないスマホを利用していたため、海外に行く際はいつもポケットWi-Fiを借りていた。
今回はポケットWi-Fiを借りるか、現地でSIMカードを購入するか迷っていたときに、ahamoユーザーは海外82の国・地域で月間容量の20GBまで追加料金なく利用できるということを聞いた。
実際に利用した方もサクサクと使えたと言っていたので、パリ旅行前にキャリアをAHAMOに変更することにした。
結果から言うと非常に便利でお勧めできると感じたので、ahamoとポケットWi-Fiのメリット/デメリットを紹介したいと思う。
◆パリでのAHAMO 利用について
◆パリでのahamo利用について
- ahamo(ドコモ系列の格安キャリア)の海外利用について
国内で利用する基本料金 月額20GB 2970円(税込)で、申込や追加料金いらずで海外82の国で利用することができる。
利用方法はスマートフォンの設定でデータローミングをONにするのみ。
アメリカ本土やグアム・ハワイ、アジアでは韓国や香港など17の国・地域、ヨーロッパでも39の国・地域、とかなりカバーしているエリアが充実している(詳細はWebsiteにて)
注意点は海外で最初にデータ通信を利用した日(日本時間)を起算日として15日経過後の日本時間0時以降は速度制限がかかると言うこと。
実際にフランスで利用した際は、パリ、パリ郊外のディズニーランド、アルザス地方の小さな村の全てで何不自由なく利用することができた。
パリの人が密集した所では時折重くなることもあったがストレスになる程ではなく、SNSもGoogle MAPも動画やスマホゲームも日本にいる時同様に使うことができた。
またテザリングも可能で、実際に同行者にネットワークを共有した際も二人同時にサクサクとインターネットを使うことができた。
- メリット:事前の申込や追加料金が不要、ポケットWi-FiのようにWi-Fiそのものや充電器などの持ち物が増えずスマホさえあればOK、テザリングも可能なのでiPadやPCを利用することも可能、空港でレンタル・返却し忘れる心配が無い、一度の旅行で複数カ国行く場合も追加料金がかからない
- デメリット:利用できない国・地域も稀にある、15日以上の長旅には不向き、国内での利用GBが多い場合は帰国後に足りなくなる可能性もある
上記の通りもちろんデメリットもあるが、私自身としてはahamoに変更して本当に良かったと思っている。
◆ポケットWi-Fiレンタルについて
◆ポケットWi-Fiレンタルについて
ポケットWi-Fiは年々価格が安くなり、利用できるエリアも拡大している印象だ。
私はいつもグローバルWiFiを空港でレンタル・返却して利用していた。
- メリット:一台レンタルするだけで複数機器や複数人で利用可能(費用も複数人で分割し安くする子が可能)、利用経験のある人が多いため安心、モバイルバッテリーの機能を併せ持つポケットWi-Fiもある、日数制限がない、24時間サポートデスクに問い合わせ可能
- デメリット:スマートフォン以外にWi-Fiそのものや充電器といった荷物が増える、出発前にレンタルし忘れてしまうと利用不可、複数カ国へ旅する場合は料金が高くなることがある
利用する人数や何カ国へ旅をするかなど、状況に応じてベストな方法は変わるはず。
これからまた海外へ旅をする人が増えていき、少しでも参考になれば嬉しい。