2017年12月31日、大晦日。
パリでは大晦日は祝日ではないけれど、年末年始に臨時でCloseしているお店もちらほら。
2017年最後の朝食は、美味しいバゲットを食べたいと思い
毎年楽しみにしているバゲットコンテストで選ばれた10店舗の中から
北マレにある2017年バゲットコンテスト3位のお店に向かった。
けれど、バスで前を通った時に営業していない事がわかり、急遽ちょっと遠くの13区まで行く事に。
最初の目的地は2017年バゲットコンテスト1位のBrun。
大きなカメラをぶらさげ、観光客丸出しの私を物珍しそうに眺める店員さん。
Bonjour, une baguette s’il vous plaît. - ボンジュール、ユヌバゲットシルブプレ –
これだけでも、いつもフランス語で言う事に決めている。
ちなみに1本の半分だけを買いたい時は une demi baguette ユヌドゥミバゲット というと、カットしてくれる。
1位ということで期待していたけれど、クラスト(表面の皮)が分厚く香ばしさが強すぎて
全くの素人目ながら、これが本当に1位なのかと疑ってしまった。
日によって当たり外れがあるのかもしれないし、もしかしたら少し焦げている品に当たった可能性もある。
とても香ばしく固くて歯ごたえのあるバゲットが好きな方は、トライする価値はあるのかもしれない。
もう1件、2017年バゲットコンテスト2位のブーランジェリが徒歩15分の場所にあるので向かう事に。
道中、街にまだあまり人がいない朝9時前に賑わっているお店を発見。
近づいてみると、ここ LAURENT DUCHÊNE は、クロワッサンコンテストで1位をとったという文字が。
ケーキやチョコレートも気になったのだけれど、バゲットを抱え
更にこの後もう1軒目的のお店があるので、ここは我慢。
結局クロワッサンを一つだけ購入。
バターの良い香りが強すぎてどうしてもその場で食べたくなってしまい、
慌てて撮った写真がブレている事にも気づかず、すぐに食べてしまった。
確かに美味しい。でも、翌日食べたシリルリニャックのクロワッサンの方が私は好みだった。
後から知ったのは、チョコレートが入ったクロワッサンショコラが人気商品だったようで少し後悔。
そして朝ごパン、3軒目が2017年バゲットコンテスト2位のAux Delices de Glaciere 。
1軒目と打って変わって、かなり薄めのクラスト。
内側はふわっとしていて、日本人好みのバゲットだと思う。
でも、これくらいなら日本の街のパン屋さんにもあるのではないかという印象。
総じてこの日の朝ごパンに “感動” を覚える事は無かった。
それなら前回のパリで食べたお隣の14区にある Academie Du Pain のバゲットをお勧めしたい。
でも、食べてみないと自分好みのバゲットかどうかはわからないのが現実。
こうやってパリに行くたびに少しずつ、気になるブーランジェリを訪れて
My Best Baguette を突き詰めるのも、私のパリ旅行の楽しみ方の一つだったりする。
*掲載 旅MUSE COLLECTION
・Countdown in Paris - パリ シャンゼリゼで凱旋門の花火とカウントダウン –
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*2017年バゲットコンテスト1位 Brun Boulangerie Patisserie
193, Rue Tolbiac Paris, 75013 Paris, France
Tel.:+33 9 86 18 67 50
最寄り駅: Tolbiac M7
営業時間: 木-月 7:00 – 20:00
*クロワッサンコンテスト1位 LAURENT DUCHÊNE
2 Rue Wurtz 75013 Paris
Tel.:+33 (0) 1 45 65 00 77
最寄り駅: Glacière or Corvisart M6
営業時間: 月-土 7:30 – 20:00
*2017年バゲットコンクール2位 Aux Delices de Glaciere
90 boulevard auguste blanqui 75013 Paris
Tel.:+33 6 48 54 58 52
最寄り駅: Glacière M6