2020年7月にオープンした星のや沖縄は、海岸線に沿うように広大な敷地を贅沢に使っている。
100室ある部屋の全てがオーシャンフロントで、建物は2階までの低層タイプ。
その理由は、全ての客室において海を近くに感じられるようにとのこと。
この記事では私が宿泊した【フゥシ】と、部屋見学をした【ハル】について紹介したいと思う。
星のや沖縄では、全ての部屋の入り口がガラス扉になっていて解放的。
部屋の中では靴を脱ぐスタイルで、靴箱の中に部屋の中で履くスリッパと外で履くビーチサンダル、その他虫除けスプレーや手指消毒用のアルコールが用意されていた。
フゥシは、4名まで宿泊することができる93-94㎡の広々とした部屋だ。
最初に視界に飛び込んでくるのは、正面に広がる青い海。
ガラス扉を開けてバルコニーに出ることも出来るし、網戸だけを閉じて1日中波の音を聞くことも出来る。
2枚目の写真は、海岸を散歩しているところを部屋から撮影してもらったもの。
フゥシの特徴の一つが、全室に備わる「土間ダイニング」が部屋の中央に位置していること。
この「土間ダイニング」にはオーブンレンジ等の調理器具も揃っていて、簡単に料理を仕上げられるサービスが利用できる。
※この「土間ダイニング」にてインルームダイニングを楽しんだ記事はこちら 夕食 / 朝食
備え付けの食器には「やちむん」と呼ばれる焼き物が使われていて、沖縄ならではの工芸品を楽しめるのも星のや沖縄の魅力の一つだ。
もう一つ特徴的なのが、掘りごたつ式ソファのあるリビング。
ここには額縁のような大きな窓があり、心からリラックスできる空間だった。
おしゃべりをしたり、読書をしたり、刻々と変わりゆく空と海のグラデーションを眺めたり。
寝室は、扉を閉めることで「土間ダイニング」としっかりと分けることができるタイプ。
4人での利用の際はベッドが4つ、2人での利用の際は写真のようにキングサイズベッドが2つとなる。
壁紙には沖縄ならではの風習や伝説が描かれたストーリーのある紅型のデザインが描かれていて、とても美しい。
寝室にも大きな窓があるので、ベッドで目を覚ました瞬間から海を眺めることができたのが幸せだった。
寝室の奥には、充分すぎる広さのクローゼット収納にダブルシンクの洗面台、大きなお風呂に、独立したトイレが完備。
クローゼット収納にはパジャマ、館内着、持ち帰ることができる靴下と巾着、そしてスリッパとセーフティボックスの用意があった。
シンク下収納には、ドライヤーや歯ブラシ等の基本的なアメニティはもちろんのこと、クレンジングから美容液まで揃ったスキンケア一式や、沖縄の特産品で作られたフェイスマスクとバスソルト等盛りだくさん。
2泊目には違う種類のフェイスマスクとバスソルトが追加されていた点も、とても嬉しかった。
着心地の良い館内着も私達夫婦のお気に入り。
館内着を着て琉球空手をイメージした写真を撮ってみたり、星空を眺めに出かけたり。
部屋から眺めた早朝の絶景も、見逃せない美しさだった。
ビーチサイドはもちろん、太陽が登る方向である畑サイドの眺めも素晴らしい。
こんなところで1週間、いやそれ以上のロングステイができたなら。
きっと宿泊した誰もがそんなことを夢見るであろう、居心地の良い空間だった。
ここからは部屋見学をしたハルについて。
ハルもフゥシ同様、4名まで利用可能な広々とした部屋。
ハルの寝室の壁紙にはフゥシのものとは違うストーリーが描かれていて、こちらもまた非常に美しかった。
ハルの「土間ダイニング」は畑に面していて、シンクとテーブルは分かれている。
ハルの特徴は、こちらの広々としたテラスにある大きなソファ。
海を眺めながらプライベートな空間で寛ぐ事ができる場所だ。
どちらの部屋タイプもとても過ごしやすく、贅沢なつくり。
甲乙付け難いけれど、”夏は涼しく冬は暖かな空間で海を眺めたい” ならフゥシ、”風に吹かれながらのんびりと海を眺めたい” ならハルが良いのではないだろうか。
この他に2名用の【ティン】という部屋と、4名用でプライベートプールのある【ティーダ】という部屋がある。
部屋の名前はそれぞれ沖縄の言葉で、 ティン:天 ハル:畑 フゥシ:星 ティーダ:太陽 という意味があるそうだ。
随所で沖縄の文化を存分に感じる事ができる、星のや沖縄。
この記事を書きながら、今すぐにでもまたこの素敵な空間へ行きたいという欲に駆られている。
*今回ブライダル撮影のお仕事にて沖縄を訪れた際に、星のや沖縄の宿泊を体験しました。
星のや沖縄 取材記事一覧はこちら
– 部屋紹介 フゥシ & ハル
– 朝食 インルーム&ダイニング
– 夕食 インルーム&ダイニング
– おすすめの過ごし方 無料でたのしめるプラン 有料アクティビティ SPA 海辺のアニバーサリープラン フォトスポット
– 星野リゾート バンタカフェ
*コロナ禍の旅行では目的地/出発地の感染状況を鑑みて、特に旅前〜旅後の前後2週間、責任を持って行動するよう努めましょう。
– 参考:新しい旅のエチケット / コロナ禍での旅について
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